S.O.C せいじ矯正歯科クリニック -SEIJI ORTHODONTIC CLINIC-

治療案内 -TREATMENT-

歯科矯正用アンカースクリュー

歯科矯正用アンカースクリューとは

従来の矯正治療では、歯を効率的に動かす目的で、ヘッドギアが多く使われてきました。(私も昔は大変だとは分かっていましたが、“ヘッドギアをちゃんと使用しないと治らないよ!”と患者さんに使用してもらっていました。)しかし治療が成功するかどうかは、患者さんがヘッドギアを使ってくれるかどうかにかかっており、思うように歯を動かすことが困難でした。

矯正用に作られた小さなネジを骨の中に埋入することにより、それを不動の固定源にし、今まで難しかった歯の移動や、患者さんの協力(ヘッドギアなど)をほとんど必要とせず治療を行える新しい矯正治療です。

※薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

  • 歯科矯正用アンカースクリュー01
  • 歯科矯正用アンカースクリュー02
  • 歯科矯正用アンカースクリュー03

(院長が治療したケースです)

歯科矯正用アンカースクリューのメリット
  • ヘッドギアが使えない方でも十分な治療結果が望める。
  • 矯正治療の幅が大きく広がる。(抜歯や手術のリスクを減らすことが出来る場合がある。)
歯科矯正用アンカースクリューのデメリット
  • 歯科矯正用アンカースクリューを入れるための簡単な手術が必要となる。
  • 歯科矯正用アンカースクリュー料が別途必要になる。

歯科矯正用アンカースクリューの形態、材質について

歯科矯正用アンカースクリューの模型

歯科矯正用アンカースクリューの材質は、チタンという金属です。これは骨折時のプレート固定などに用いられる、人体との親和性のとても高い材料です。

矯正用アンカースクリューの埋込費用について

当院では、矯正用アンカースクリュー1本に付き¥20,000(税別)(レントゲン代、消毒代、撤去代込み)となります。

歯科矯正用アンカースクリュー植立について

手順

局所麻酔 → ラウンドバーを用いて皮質骨にくぼみを付けます → 歯科矯正用アンカースクリュー埋入 → 消毒

  • 植立01
  • 植立02
  • 植立03

時間は、1本あたり15~20分です。

植立後の注意点

術後2週間は歯科矯正用アンカースクリュー周囲のブラッシングは避け、安静にしていただきます。(歯科矯正用アンカースクリュー以外の部分は良く磨いてください。)その期間はこちらからお渡しする洗口薬で、食後歯科矯正用アンカースクリュー周囲が汚れないようにお口をゆすぐようにしていただきます。術後2週間が過ぎたら、歯科矯正用アンカースクリュー周囲にも歯ブラシを軽く当てて清潔にしてください。歯科矯正用アンカースクリュー周囲が不衛生になると、周囲の歯肉が炎症を起こすことがあります。矯正器具同様いつも清潔にしていただくことが大切です。

歯科矯正用アンカースクリューをはずす時

治療後は歯科矯正用アンカースクリューを除去しますが、歯科矯正用アンカースクリューを植立した時とは逆方向(反時計方向)に回転させてゆっくり撤去します。通常麻酔は必要としません。ほとんどの患者さんは痛みも無く簡単に取り外すことができます。

  • 取り外し01
  • 取り外し02
  • 取り外し03