お子様の歯並びや噛み合わせを見て、「矯正治療が必要なのでは?」と感じたり、「いつからどのように始めればいいの?」と不安に思ったことはありませんか?そのような不安に対してお子様に合った最適な治療が行えるようアドバイスさせていただきますので一度ご相談下さい。
乳歯列期(乳歯のみの時期)~混合歯列期(乳歯と永久歯が混在している時期)に歯がガタガタだったり、歯が前に出ていたり、受け口だったり・・・お口の中の状態は患者様によって様々です。全てのお子様に対して矯正治療を行うわけではなく、骨格の成長に影響を及ぼす歯並び・噛み合わせなどは治療を行いますが、必要がなければ矯正治療を開始せずに経過観察を行うこともあります。
矯正治療が必要な場合、治療を開始する時期はお子様一人ひとりで異なります。必要のない時期に治療を開始することはお子様のお口の中に装置が付いている期間が長くなり精神的ストレスに繋がることがあります。最適な時期に治療をスタートすることで最短で効率的な治療を行うことができます。
治療の内容によって異なりますが、着脱可能な装置や固定式の外から見えない装置、大人と同じように歯に装置とワイヤーを入れる治療、顎の成長誘導を行うための器具などがあります。具体的な使用装置については検査後検討いたします。
一般的には6~8歳頃に開始することが多いのですが、成長の時期には個人差があります。反対咬合や開咬・交叉咬合などの場合は、4~5歳頃から治療を開始した方がよい場合があります。しかし、指しゃぶりや舌癖などの癖により悪くなっている場合は、癖を改善する指導だけで矯正治療をしなくて良い場合もあります。
また、子供の治療の場合は、本人のやる気も大切ですが、ご家族の協力によりお子さんのやる気を持続させることが重要なポイントです。
乳歯列期~混合歯列期の時期に必要な治療もありますが、この時期にはあえて治療は行わず、永久歯が生えそろった後から治療をしたほうが良い場合もあります。あくまでも治療のゴールは永久歯がきれいに並んでちゃんと噛める状態です。治療方針や治療のゴールをどこに設定するのかを親御様とじっくり話し合って決めていきたいと思っております。
特にお子様の場合、治療への協力が得られないことがあり治療が長くかかってしまったり歯みがき不足による虫歯や歯肉炎になることが考えられます。また、保定装置(リテーナー)を指示通り入れないことや、その他の指導内容が守れない場合、治療後後戻りする可能性があります。
※上記の内容は個人差があるため、全ての方に当てはまるものではありませんので参考としてご覧ください。